ドコモ「やっべ……サムスン切り捨てるかも」　サムスン「おいやめろ」

ドコモ、販売戦略の大幅修正も＝アップル・サムスン訴訟

　日本サムスンが特許を侵害しているとの米アップルの訴えを東京地裁が退けた。韓国サムスン電子製スマート
フォン（多機能携帯電話）を主力に据えるＮＴＴドコモは「訴訟の行方を注視する」（広報部）と静観を装うが、
今後も続く販売リスクを減らすため、サムスン頼みの戦略を大幅に修正する可能性もある。

　ドコモはサムスンの「ギャラクシー」シリーズを積極的に展開する。国内三大通信会社の中で唯一、アップル
のｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）を販売しておらず、世界展開するサムスン製スマホを対アップル戦略の対抗商
品に位置付けるためだ。

　それでも、アイフォーンを国内で扱うライバル社のＫＤＤＩ（ａｕ）とソフトバンクモバイルとのスマホ販売
競争では「１人負け」状態が続く。仮に国内販売停止などの事態になれば、「ドコモには最悪の事態になる」
（業界関係者）ことが想定された。

　ドコモには今後も試練が続く。東京地裁で並行している別の訴訟では、タッチ画面の操作性というスマホの基
本機能が争点になっている。米国では２４日にアップル勝訴の評決が出たのもタッチ画面の操作性のため、判決
がどう転ぶかは予断を許さない。

　ＵＢＳ証券の梶本浩平アナリストは「経営リスクを回避するため、一本足打法のような販売戦略は今後修正を
迫られるだろう」と話す。（2012/08/31-18:23）
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2012083100837

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