管「原発稼働させるな！」　管「原発推進は国民の総意」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140226/t10015555151000.html

民主党の菅元総理大臣は２６日、衆議院予算委員会の分科会で質問に立ち、新しい「エネルギー基本計画」の政府案について、「原発拡大計画だ」としたうえで、東京電力福島第一原発の事故の反省が生かされていないと批判しました。

菅元総理大臣は２６日開かれた衆議院予算委員会の分科会で、２５日まとまった新しい「エネルギー基本計画」の政府案について、「原発依存を可能な限り低減するとあるが、全体を読んでみると内容は全く逆のことが書いてある。原発拡大計画だ」と指摘しました。
これに対して茂木経済産業大臣は、「バランスの取れた、現実的な政府の原案を示すことができたとえている」と反論しました。
また、菅氏が「原子力政策の再構築は福島第一原発事故の真摯（しんし）な反省を踏まえてというが核燃料サイクルの推進を盛り込むなど、原発事故以前の内容とまったく変わっていない。
反省のかけらもない」と批判したのに対して茂木大臣は「核燃料サイクルは、これまで以上に国が前面に出て取り組み、一歩前に出た議論をさまざまな分野でしている」など批判はあたらないと述べました。

菅元首相「震災前に逆行」

民主党の菅元総理大臣は、衆議院予算委員会の分科会で質問に立ち、質疑を交わしたあと記者団に対し「原発事故までは、わたし自身、安全神話につかっており、反省しなければならない。
それに恥じたからこそ民主党政権は原発政策を根本的に変えた」と述べました。
そのうえで菅氏は、新たな「エネルギー基本計画」の政府案について、「『原発依存度を可能なかぎり低減させる』と言いながら、実際はそれに逆行し、
プルサーマルなど核燃料サイクルを推進するなど、震災の前に戻そうとしている。安倍政権は原発の再稼働を強行しようという雰囲気が強まっている」と批判しました。

菅官房長官「理解に苦しむ」

菅官房長官は午後の記者会見で、「何を基準に『逆行している』としているのか、全く理解に苦しむ。エネルギー、特に安定した価格の低いエネルギーは国民生活にとって極めて大事なものであり、
再生可能エネルギーについても最優先で３年間全力投球することを約束している。そうしたことに全力で取り組んでいくことが、政府として、今やるべきことだと思う」と述べました。

管「原発稼働させるな！」 管「原発推進は国民の総意」

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